医療と介護のニーズに応え、地域の皆様に選ばれる身近な医療機関を目指します | 医療法人 羊蹄会(ようてい会)

● 年間職員研修<法人内>

2019 (令和元年)年度


4月  新人医療事務入職接遇研修
5月  身体拘束廃止に向けて
6月  医療現場での排便コントロール
7月  高齢者特有の皮膚障害スキンケア ~予防ケア・栄養管理に焦点をあてて~
   オムツの着用 ~種類別など特徴も考えて~
8月  メンタルヘルス
   身体拘束廃止
9月  終末期の対応 急変時の対応について
   身体拘束廃止
   全国老健大会参加
10月  感染症予防対策 ・インフルエンザ、ノロウィルス ・実技、実践 ・マニュアル確認
11月  コンプライアンス・倫理規定研修
   介護福祉士 試験対策
12月  
1月  介護現場のレクリエーション
2月  職業能力 (自己評価)
3月  職業能力 (上司評価)
 随時  新任職員研修






研修だより




2019. 6月     医療現場での排便コントロール研修


  「排便コントロール」についての研修を実施しました。
講師は、森永乳業グループの管理栄養士の島崎先生です。

排便は、生きていく上で必要な生理現象です。この現象が過剰になったり、滞ったりすることにより生じるのが、下痢や便秘です。
排便コントロールとは、これらを適切にコントロールすることを言います。
     
  
・失禁関連皮膚炎(IAD)と褥瘡は異なる。
・便秘には原因によって種類が多くあり、対処方法も異なる為、便秘解消のための下剤の使用は有効ではない。
 また多剤処方の副作用を防ぐ点でも、良好な排便コントロールの為に腸内環境を整えることが必要。
・ビフィズス菌や乳酸菌、食物繊維やオリゴ糖などは、腸内で排便状況を改善する働きをしている。

  
【褥瘡】 外力がかかることで骨によって圧迫された組織が障害された状態。
【失禁関連皮膚炎】 尿失禁や便失禁が起こると、おむつを日常的に使用する機会が増加する。
 おむつを装着していると、殿部や陰部に皮膚障害を起こすことも少なくない。
 尿・便への曝露に起因する皮膚損傷を、失禁関連皮膚炎(incontinence-associated dermatitis:IAD)という。
 IADは褥瘡発生のリスク要因だが、褥瘡とIADを区別し、予防対策や治療・ケアを行う必要がある。

【ビフィズス菌などの効果】
 下痢の要因のひとつに腸内細菌の乱れが挙げられ、改善を図るためプロバイオティクスの投与が有効とされる。
 ビフィズス含有食品の排便コントロールに及ぼす影響などが研究されている。

  
講義後の質疑応答では、食品の原材料名から家族やペットなどに関する身近なものまで、様々な質問が出ましたが、
講師の先生からの明確な回答を得て、大変勉強になりました。
この研修で学んだことを活かし、利用者様の気持ちに寄り添えるよう、日々の業務に役立ててまいります。

 
     
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2019. 7月     高齢者特有の皮膚障害スキンケア
 ~予防ケア・栄養管理に焦点をあてて~



  『スキン-テア(皮膚裂傷)の予防ケア』について、栄養管理・外力保護ケア・スキンケアに焦点を当てて研修を実施しました。
 講師は、ニュートリー株式会社の管理栄養士の川東先生です。

医療・介護の現場には、ドライスキンや皮膚の弱い利用者様が多くいらっしゃいます。平成30年度診療報酬改定では「褥瘡の危険因子」の評価項目に『皮膚の脆弱性(スキン-テア の保有。既往)』の項目が加えられました。
     
  
【スキン-テア(皮膚裂傷)】 
摩擦・ずれによって、皮膚が裂けて生じる真皮深層までの損傷(部分層損傷)のこと。
褥瘡、失禁関連皮膚障害(IAD)、医療機器による持続した圧迫やずれで皮膚が剥がれた(MDRPU)は除外とする。
皮膚が薄くスキン-テアになりやすい為、研究が進んでいるオーストラリアで作成された「STARスキンテア分類システム」を導入してスキン-テアのアセスメントツールとして標準化。「皮弁」と「出血」が観察のポイントである。


スキン-テアのリスクアセスメント】 加齢、ドライスキン、低栄養状態、抗凝固薬や ステロイド薬の使用等


【発生時の状況例】 テープ剥離時、転倒時、ベッド柵にぶつけた時、車椅子移動介助の摩擦・ずれ等
  
【予防ケア】
①栄養管理
真皮深層までの損傷の点から、真皮母細胞の繊維芽細胞を刺激して、真皮内のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の合成促進にコラーゲンペプチドが有効である。
低栄養状態ではLBM(Lean Body Mass:除脂肪体重)維持が優先され、創傷治癒が減速または停止してしまう為、ビタミンを摂取し3大栄養素の代謝を促すことで栄養状態が改善し、結果ドライスキンも改善され裂傷されにくい皮膚環境が作られる。

②外力保護ケア
スキン-テアの傷を悪化させないように、テープ剤を剥離させる好ましい方向を矢印で記入する。
負担が少ないテープ剤の貼り方や剥離方法、安全な環境作りやケア技術、医療用品の使用についても学びました。

③スキンケア
保湿剤は、滑りを良くするため手の平で温めて、毛の流れに沿って塗布。
皮膚保護のための寝衣の選択や更衣時に皮膚が剥離する時があるので寝衣が擦れたり引っ張られたりしないようにする。発汗時は特に注意する。

  
講義後の質疑応答では、「コラーゲンペプチドを普段の食事で摂取するにはどうしたらよいか」という質問が出ました。
コラーゲンペプチドは魚の皮や骨に多く含まれ煮魚がお薦めですが、摂取できても2g程度。日々の食事のみではなかなか難しいことが分かりました。
スキン-テアは「できてから治す」ではなく「つくらない」ことが大切です。
この研修で学んだことを活かして、利用者様が健康な皮膚でいられるよう、日々の業務に役立ててまいります。

 
     
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2019. 7月     オムツの着用  ~種類別など特徴も考えて~
  実技を含めた 研修を実施しました。
講師は白十字株式会社の生田さんと 平山さんです。

白十字の介護製品には普段からお世話になっていますので、
直接肌に触れるアウターやパッドを快適に活用するための講義です。
     


  パッドのあて方やテープ・パンツタイプのおむつの着用ポイントを目の前で確認させていただきました。
実際に参加者がオムツを着用して、つけ心地の違いも体験しました。
着用の仕方ひとつで格段に心地よさがアップすることを、身をもって学ぶことができました。
この感覚を大切にして、日々の介護に活かしていきます。
     
     
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2019. 8月     メンタルヘルス


  「聴き上手になりましょう」を テーマに「メンタルヘルス」の研修を実施しました。
講師は、特定社会保険労務士・心理・産業カウンセラーの山本道子先生です。
     

話す相手の態度・表情を見て、感情を読み取るロール・プレイングを行いました。
最近は、感性によるコミュニケーションが欠如してきていると言われています。
相手の気持ちを受け取り、言葉にすることの大切さを改めて実感させられました。

話しやすい聴き方、話しにくい聴き方の違いを分かりやすく教えて頂きました。
あてはまる行動をしていないかどうか、自身の日ごろの行動を振り返ることが出来ました。

ボディーランゲージで伝えたり、役になりきったり、参加者がゲーム感覚で楽しみながら学べる内容でした。
今回もたいへん有意義な研修でした。
学んだことを活かし、患者様や利用者様の気持ちに寄り添えるよう、今後の業務に活かしていきます。

     
     
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2019.  8月     身体拘束廃止に向けて



  「身体拘束とは」「なぜ拘束をしてはいけないのか」「より良いケアとは」
をテーマに、身体拘束廃止に向けての研修を行いました。
看護師も含め、介護老人保健施設勤務者からデイサービスセンターの、3~15年以上経験のあるスタッフが参加しました。

【講師】 下山 久之先生
同朋大学社会福祉学部教授、NPOシルバー総合研究所理事、
愛知県介護福祉士会会長
     
  
・身体拘束とは
 本人の意思に反し、身体の自由を奪うこと(ドラッグロック・スピーチロック・フィジカルロックなど)

・なぜ拘束をしてはいけないのか
 QOLを抑え込むことになるから。利用者、家族、専門職、社会にとっての不利益になり抑制死を生み出すため。

【身体拘束廃止に向けての考え方

・医療・保険・福祉の機能と目的、介護福祉サービスであるために:
 介護福祉は、生活支援という切り口から、自立支援を通して利用者の自己実現と生活の質向上を目的としている。

・介護職員の仕事とは
 一言で言うと、自立へ向けたQOLの向上を支えること。入浴介助や食事介助、排泄介助だけではない。

【QOLへ向けての取り組み】 ※Quality of Life (生活の質、生命の質)
 ・その方へのアセスメントの重要性
 ・個別支援計画を立てる。
 ・スタッフ間の周知徹底をする。
 ・環境の整備をする
 生活を構成する要素を相互に関連付け、利用者自身の持つ能力を用い、
 生活リズムを整えていくことが重要
  
【まとめ】
 ・利用者の意思、遣りたい事は何かを知る。見守る。
 アセスメントを取り、専門職としてのQOLを持ち合わせて、多職種との連携を徹底することと家族の協力を得る。
 そして、利用者本人の力も借りてQOLの向上を高める。

 ・身体拘束廃止に向けては、万一万一と考えるのではなくチーム力を上げることに観点を置く。
 時間に追われついること、忙しいを言い訳にしないカバーし合えるチーム力とコミュニケーション!
 先ずは、成功しやすい事から取り組んでみよう!

 ・身体拘束はますますケアを難しくさせていくこと忘れずに。
 
     
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2019.  9月     終末期の対応 急変時の対応について



  「終末期の対応 急変時の対応について」の研修を実施しました。
講師は「エンドオブライフ・ケア(ELC)協会」認定ファシリテーターの
中嶋順子先生と宮下善美先生です。

 中嶋 順子先生:医療保人秀麗会山尾病院やまお訪問看護ステーション管理者

 宮下 善美先生:訪問看護ステーション株式会社はみんぐ代表取締役管理者

※ファシリテーター: 調整役、促進者。中立的な立場から活動の支援を行い、利害から離れた客観的な立場から適切なサポートを行い、集団のメンバーに主体性を持たせる役割を担う人。
     

 【苦手意識を関わる自信へ】
人生の最終段階で苦しむ方にとっての支えになりたい、その思いを胸に日々業務に取り組んでいても、思いがすれ違ってしまうことも少なくないものです。解決する力になれなくても関わり続けることが大切。理解者になりましょう。

【急変した時の対応について】
いざという時に、ご本人やご家族の思いを理解し、安心してケアを続けるためには、あらかじめ終末期医療についての希望 を話し合い、決めておくことが大切です。

 
事例をもとに、ロールプレイングを行いました。最初は難しく戸惑いましたが、練習するごとに理 解が深まり、大変勉強になりました。
この研修で学んだことを日々のコミュニ ケーションで活かし、よりいっそう、利用者様を支えていきたいと思います。
 
     
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2018 (平成30)年度


4月  新人医療事務入職接遇研修
   救急救命訓練
5月  虐待が何故起きるのか -第1回-
 ・虐待に至るまでの経緯を知り、ストレスが虐待にどう影響するかを学ぶ
   中堅層への組織マネジメント研修 第1回
6月  メンタルコントロール研修 -第1回-
 ・スーパービジョンを持つことでスタッフのモチベーションを上げる
    虐待が何故起きるのか -第2回-
 ・虐待に至るまでの経緯を知り、ストレスが虐待にどう影響するかを学ぶ
   中堅層への組織マネジメント研修 第2回
7月  メンタルコントロール研修 -第2回-
 ・スーパービジョンを持つことでスタッフのモチベーションを上げる
8月  介護技術研修 ・アウター、パットを効果的に使うために必要な知識
   中堅層への組織マネジメント研修 第3回
9月  身体拘束廃止
   新人介護職員個別面談(平成30年3月以降入職の方)
   全国老健大会参加
10月  感染症予防対策研修 ・インフルエンザ、ノロウィルス ・実技、実践 ・マニュアル確認
11月  コンプライアンス・倫理規定研修
   介護現場のレクリエーション ・介護現場ですぐ実践できるレクリエーション技法と展開
   人生の最終段階への関わり方 ・ターミナルケア・急変時対応研修
   介護福祉士 試験対策
12月  
1月  
2月  職業能力 (自己評価)
3月  職業能力 (上司評価)
 随時  新任職員研修






研修だより



2018. 4月     救急救命訓練 於:岩倉消防署
 

 
  今回の講師は、現役救命士として活躍する救急隊長のお二人でした。訓練では、人工呼吸や心臓マッサージなどの救急救命の実習を行うとともに、救命における様々な情報を学びました。

救命のセオリーは年々変化し、現在では心臓マッサージを重視しているということです。

日本における救急救命率は、世界的に見ると低い方ですが、アメリカのシアトルは高い救命率を誇っています。これは、医師による救命啓発活動によって、一般市民の救急救命に対する意識が高く勉強熱心なため、プロ顔負けの技術力があるからです。
     
  DVD講習を受けた後、2つのグループに分かれて実技講習。
愛知県は日本で最も救命率が高いとのこと。
愛知県民としては誇らしいデータです。


左端に見える赤いバッグにはAEDが入っています。AED使用の際は、救助される方の体に触れないように気をつけます。
     
  心臓マッサージ30回、人口呼吸2回が1セット。
人工呼吸は空気を入れすぎないよう注意が必要です。
胃に空気が入ると嘔吐の一因になることがあります。

     
  ようてい会職員による心臓マッサージ実技の様子です。
心臓マッサージは30回でもかなり疲れます。
実際の現場では、ひとりで何百回も心臓マッサージをすることがあるため、隊員の方々は日頃からトレーニングで鍛えているとのことです。
     
     
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2018. 5月     虐待がなぜ起きるのか -第1回-
 
・虐待に至るまでの経緯を知りストレスが虐待にどう影響するかを学ぶ



  「虐待に至るまでの構造」について講義を受けました。講師は、介護福祉士・社会福祉士の資格を持ち、大学でも講師を務める塚本先生です。

虐待とは「尊厳の保持」ができていない状態のこと。
スピーチロックも虐待になります。

スピーチロックとは
介護の現場で何気なく使ってしまう「立っちゃダメ」「食べちゃダメ」「じっとしてて」 など言葉で相手の行動を制限したり、拘束したりすること。特に医療や介護の現場で、患者や高齢者の行動を言葉で制限・拘束すること。
     
 
人間は、ストレスが解消できないと、自分より弱いものにストレスをぶつけてしまいます。高齢者の虐待よりも子供の虐待に関する報告件数の方が格段に多いというデータもあります。
 
虐待を防ぐには、ストレスケアが必須となります。
     
  「アンガーマネジメント」として「6秒ルール」が有効です。感情が爆発しそうになったら6秒我慢する、というものです。人間の感情は長くは続かないため、6~10秒、別のことを考えたり、環境を変えたりすると良いそうです。
     
  講義とグループワークをおりまぜた研修内容で、出席者はテーブルごとに班に分かれ、出された課題についてディスカッションを行います。
現場での貴重な体験に基づいた様々な意見が飛び交いました。
     

虐待を防ぐ為には「ストレスコントロールを職場全体で行う」ことが大切になります。具体的には
・リーダー職の積極的なスタッフとの関わり
・職員が他の職員に助けを求めることができる環境
・一部の職員が仕事を抱え込まない調整機能を作る ということです。

虐待には「身体的虐待」「介護・世話の放棄・放任」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」の定義と類型があります。これらについて話し合い、確認しあうことの重要性を学びましたので、今後の業務に役立てたいと考えます。
     
     
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2018. 5月     中堅層への組織マネジメント研修 -第1回-


  「組織マネジメント」について講義を受けました。講師は谷口公一先生です。

はじめに参加者から業務に関する疑問や悩みについてアンケートをとり、それに先生が答えるという講義形式で、多岐に富んだ質問に対して、ユーモアを交えた説明は大変わかりやすく、ためになりました。以下に一部をご紹介します。

また、介護の担い手が減りつつある現在、レクリエーションロボットなど介護ロボットの開発も進んでいるということなど、介護の状況についても学びました。

     
 
【質問】モチベーションをあげるにはどうすればよいか

【回答】前提として「モチベーションで仕事をしない」ということです。
モチベーションの有無に関わらず、仕事はしなくてはいけません。
例えばラーメン屋さんで「今日はモチベーションが上がらないから、チャーシューメンのチャーシューは抜きです」ということはあり得ません。

仕事で達成感を得るのが一番いいのですが、毎日それを得るのは難しいことです。
そこで、日常的に行う小さな仕事に達成感を見出すようにしましょう。
「この時間までに、この仕事を終わらせる」など、自分で目標を設定して達成感を得られるようにセルフコントロールしてみましょう。

     

【質問】職場の人間関係をよくするにはどうしたらよいか

【回答】職場は仲良しクラブではないので「いいよいいよ」ではいけません。
相手と深く関わろうとする姿勢を示し、きちんとコミュニケーションをとることで、関係性が深くなるものです。

実際に、こんなことがありました。
私の講義で、ある生徒がスマートフォンをいじっていたため厳しく指導したところ、その生徒は出て行ってしまい、次の講義に現れませんでした。ところが、その次の講義には出席したのです。
そこで、「もう来ないのかと思ったよ」と声をかけると、前回は用事があって出席できなかったのだと答え、それ以後、その生徒は熱心に講義を聞き、質問してくれるようになったのです。

関係性を深めるには相手を見ているという意思表示が大事だという体験です。

     
  
【質問】仕事を上手に教えるにはどうしたらよいか

【回答】相手を不快にさせない丁寧な指示が必要となります。
ポイントは「期限をつける」「達成水準をはっきり伝える」「目的を伝える」。

例えば入浴介助を新人職員に指示する際でしたら
「お昼の12時までに30人の利用者様をお風呂に案内して入浴のお手伝いをお願いします。
入浴の目的はご利者様のリラックス・清潔の保持・お体に異常がないか確認することです。」といった具合です。

仕事が出来る方には、こちらの意図・独自のやり方を伝えて実行してもらい、見極めることが大事です。
新人と同じような教え方をして不快感を与えないようにしましょう。
自分よりも年上の方に教える場合は、たとえ相手の方が気にしないと言ったとしても、丁寧に敬語で指導しましょう。

     
     
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2018. 6月     メンタルコントロール研修 -第1回-


  「メンタルコントロール」についての研修を実施しました。
講師は、昨年「セルフケア~自分を知る~」「聞き上手になる」という講義をして頂いた、
社会保険労務士、心理・産業カウンセラーの山本道子先生です。

     
  
【1:自分自身では自覚していない性格や行動傾向を知り、ストレスを溜めないようにコントロールする方法】
個別面談形式で多様な相談ができ、密度の濃い内容となりました。

【2:隣の受講者と言葉を発せずにジェスチャーやボディランゲージでいかにお互いの意図を読み取るか】
参加者同士でワイワイ楽しみながら学ぶことができ、あっという間の2時間でした。

患者様や利用者様には自分の意思を上手に伝えられない方もいらっしゃいます。
意思の疎通を図るためには、円滑なコミュニケーションがとれる「聞き上手」にならなければなりません。
目線、手の動き、呼吸の速さなどに注目し、伝えたいことを読み取る観察力を磨く必要があります。

今回もたいへん有意義な研修でした。
学んだことを活かし、利用者様の気持ちに寄り添えるよう、日々の業務に役立ててまいります。

     
     
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2018. 6月     虐待がなぜ起きるのか -第2回-
 
・虐待に至るまでの経緯を知りストレスが虐待にどう影響するかを学ぶ



  「虐待について知る研修」第2回を実施しました。
第1回と同じく、講師は介護福祉士・社会福祉士で大学講師の塚本先生で、グループワークを交えた形式です。

今回は、介護労働安定センターの方が見学に来られており、
ようてい会の職員各自がしっかりと自分の意見を持って研修に臨み、誠実に介護に取り組む姿勢に、お褒めの言葉をいただきました。

     
  身体拘束=虐待
身体拘束は「緊急やむを得ない」場合を除き、すべて虐待に該当すると、国が制定したマニュアルに記載されています。
拘束には「見える拘束」と「見えない拘束」があり、見えない拘束はスピーチロックが該当します。利用者様を「○○ちゃん」と呼ぶこともスピーチロックになります。
     
  虐待を防ぐ有効な手段としては、職員間での注意が大切です。
日ごろから常に虐待に注意して介護を行う事、そして介護負担を抱え込みすぎず、ストレスを別の場所で上手に発散する事が、高齢者虐待の防止を考える上で重要になります。

定期的なカンファレンスなどで議題として話し合うことも良いとのことですので、今後に活かしていきたいと考えております。
     
     
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2018. 6月     中堅層への組織マネジメント研修 -第2回-

  「組織マネジメント」第2回。今回は「指導方法」に注目した内容です。
その他、人間の内面関する話なども聴講しました。
講師は前回同様、谷口公一先生です。

≪指導する際の注意点≫
「技術」だけでなく仕事に対する「姿勢」も指導する。
「技術」と「姿勢」は共に大事なもので、タイヤの両輪のようなもの。
前に進む為にはどちらかのタイヤが大きすぎたり小さすぎてもいけない。
同じような大きさでないとその場で回り続けてしまう。
     
  ①「技術」の教え方

・山本五十六という海軍司令官の言葉で
「やってみせ、言ってきかせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
というものがある。彼は人事育成の達人だと言われている。

・技術を伝えるには「やること」と「それをする理由」を教えることが大事。

・仕事の覚えの悪い方もいる。その時は道具を使うと良い。
学習障害のある20代前半の女性介護職員に、細かく仕事を記したマニュアル「作業分解シート」を渡して指導した。その結果、頻繁にミスをしていたのにほとんどしなくなった。

・作業分解シートとは、一つの仕事を細かく分解して「やり方」と「理由」を理解しやすく書いたもの。シートを作るには仕事をしながらポイントをメモに取ること。思い出しながら作成しようとしても細かく作れない。
     
②「姿勢」の教え方

・仕事に対する「姿勢」を教えるとは、 「規律性」「責任制」「協調性」「積極性」を教えるということ。
「規律性」=ルールや約束を守ろうとする性質。(ルールがしっかりと決まっていることが前提)
「責任制」=役割や責任を認識し全うしようとする性質。(役割・責任の範囲が決まっていることが前提)
「協調性」=同一目標に向かい助け合ったり譲りあったりする性質。
「積極性」=仕事に対し改善・提案を行い、自己啓発・職務拡大を進んで行う性質。

・人間は元々協調できない生き物。 W杯に出場するようなサッカー選手はほぼ全員エゴの塊のようなもの。
 それでも連携の取れたプレーが出来るのは、「W杯での優勝」という同一目標があるからです。

     
山本五十六:やまもといそろく
新潟県長岡市生まれ。太平洋戦争時に連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃を指揮。数々の名言を残した人物です。
人を動かす
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

     
     
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2018. 8月     中堅層への組織マネジメント研修 -第3回-
  「組織マネジメント」第3回。「指導方法」に注目した内容ですが
「部下や後輩への叱り方」が要点となりました。
一問一答のの後、希望者を対象とした個別相談という形式でした。
講師は前回同様、谷口公一先生です。

     




  ① つい怒って指導してしまうのですが、怒らない方法がありますか?

アンガーマネジメントを覚えましょう。
怒りの感情は6秒しか続かないと言われています。
その6秒間をしのげれば怒りをコントロールできたことになります。
 具体的な方法として、「手をもむ」「手首を掴んでさする」などの行動で、気を紛らわせるのも効果的です。

怒りを口に出してしまうと、その言葉に反応して、また新たな怒りが込み上げるという事も起こりかねませんので気を付けましょう。

人は、ペースが遅くなると文句を言いたくなるので、 自分の部下や後輩がスピードについてこれない時に不満を感じてしまうのです。
これは仕方がないことなので、「業務に支障がなければ良い」と考えるようにしましょう。「業務に支障がない」とは「スピードは落ちても仕事は回っている。停滞していない」という状態を指します。
     

② 部下を叱ったり、注意することができません。どうしたらよいでしょうか?


・指導を行うためには「あらかじめ」が大事です。
部下本人と予め課題をすり合わせおき、その課題に対して逸脱する行為があった時に叱ればよいのです。
例えば「この日までに書類を仕上げる」という課題を部下と決めておきます。
そして、それが出来なかった時に「何故そうなったのか、これからはどうするのか」と注意します。

「叱る」というのは、怒鳴ったり声を荒げることではありません。
黙って相手を見つめ、「なぜ呼ばれたかわかりますか」と質問し、相手に話させましょう。
このように、考えることにより、激しく注意されるよりも深く反省することができるのです。
また、目の前で頭を抱えるなど「あなたのしたことで私は悩んでいます」と態度で表すことも効果的です。

「自分も昔はそうだったから、部下を叱れない」というのでは、上司としての覚悟が足りないと言えます。
自分のことを棚に上げても叱るべき時は叱りましょう。

     
     
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2018. 8月     介護技術研修
 ・アウター、パッドを効果的に使うために必要な知識


  8月29日と9月27日、2日に分けて介護技術研修を行いました。
講師は白十字株式会社、営業本部の生田係長です。

白十字の介護製品には普段からお世話になっていますので、
直接肌に触れるアウターやパッドを快適に安心して活用するための講義を受けた後、日常業務における疑問点について質疑応答を行いました。
     


  パッドのあて方の講義では、人形を使って、実演がありました。
実際に目で見て説明を聞くので、パッドのあて方の正しさや間違いなどが非常にわかりやすく確認できました。
また、パッドのあて方ひとつで吸収速度が大きく異なることも学びました。

工夫を凝らした介護製品使用法などを教えていただくなど、
医療介護の現場を支える製品を開発する会社ならではの内容にも触れ、
職員一同、感心しきり。介護に対する気持ちが引き締まりました。

細かい質問にも丁寧に回答頂き、ベテラン・新人ともに良い学びとなりました。この成果を今後の業務に役立ててまいります。
     
     
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2018. 10月     感染症予防対策研修
 ・インフルエンザ、ノロウィルス・実技、実践・マニュアル確認

  10月22日~25日の4日間、インフルエンザ・ノロウイルス勉強会を行いました。

第1部は製薬会社「第一三共株式会社」様による座学形式の講義。
インフルエンザ・ノロウイルスなどの感染症ウイルスデータ、 感染症流行のピーク時期、感染予防法などを、スライド映像を通して学びました。
 



  ■インフルエンザの流行時期
季節性のインフルエンザは、例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークを迎えます。

■インフルエンザウイルスの感染経路
インフルエンザに感染した人の咳やくしゃみに含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことによって感染します。 これを飛沫(ひまつ)感染といいます。
インフルエンザウイルスは、呼吸とともに鼻やのどから体内に入り込み、気道の粘膜に吸着して細胞内に侵入します。 感染したウイルスは、のどや気管支、さらには肺で急激に増殖していきます。 感染2日後にはウイルスの増殖はピークに達し、その後減少します。

■ワクチン接種で予防に努めましょう 詳細はコチラ
     
  第2部は羊蹄会職員による実技演習。
食事中やデイサービス送迎車中など状況を想定し、ノロウイルスに罹患された方が嘔吐された場合の対応について解説を交えながらの実習で、理解しやすい内容でした。


  ■ノロウィルス胃腸炎
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生し、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は輸液などの対症療法に限られます。
  ■ノロウィルス胃腸炎の予防
・食事の前や、トイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
・抵抗力の弱い子どもやお年寄りは、加熱が必要な食品は中までしっかり加熱しましょう。
 また、調理器具等は使用後に洗浄、殺菌しましょう
・下痢、おう吐等の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
・胃腸炎にかかった方の嘔吐物や便は適切に処理し、感染を広げないようにしましょう。
     
  羊蹄会では全職員に対して、毎年、感染症予防対策研修を行っております。
今回の勉強会でも、法人全体で取り組む重要性を再認識できました。
     
     
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2018. 11月     人生の最終段階への関わり方
                    ターミナルケア・急変時対応研修

  11/15、「人生の最終段階への関わり方」というテーマで研修を行いました。
講師は中嶋順子先生。
医療法人秀麗会・山尾病院で訪問看護管理者、保健師、日本糖尿病療養指導士、認知症ケア専門士で「エンドオブライフケア協会」のファシリテーターとして活躍されています。
※ファシリテーター: 調整役、促進者。中立的な立場から活動の支援を行い、利害から離れた客観的な立場から適切なサポートを行い、集団のメンバーに主体性を持たせる役割を担う人。
   
     
    ターミナルケア : End-of-life care、または終末医療
病気などで余命がわずかになった方に行う医療的ケアのこと。
苦痛を緩和しながら、できるだけ生活の質(QOL=クオリティオブライフ)を保つ方法。
治療による延命よりも、病気の症状などによる苦痛や不快感を緩和し、精神的な平穏や残された生活の充実を優先させるケアのことです。

講義と受講者2人一組で行うワークを通して、人生の最終段階に共通する自然経過、自宅・介護施設で求められる症状緩和や、意思決定支援の基礎知識や、死期が迫る方を理解し気持ちに寄り添う考え方を学びました。

なかでも、相手の言葉を上手に「反復する技術」はとても勉強になりました。
「相手のキーメッセージ」「二回以上出てきた言葉」「気持ち、考え、思いなどの感情」に対して
言葉を反復することにより「私はあなたの話を聞いて理解したい」という気持ちを相手に伝える技術。オウム返しではなく、言葉を変換したり間を置くなど工夫します。
※認知症の方の被害妄想などは逆効果になる場合があるので注意が必要です。

     
    急変時対応
急変時の対応は、どれだけスムーズに状況判断できるかが重要となります。

【緊急時の心構え】
・冷静に落ち着いて行動する
・何が起こっているのか、観察・確認する
・自己判断は禁物、報告・連絡・相談する
・マニュアルを確認し、事前にイメージトレーニングをするなど準備が必要

急変時の対応はもちろん大事ですが、事前の意思決定支援も同じく大事。
本人の意思や家族の思いを理解していないと、いざという時どこまで処置して良いか分かりません。
日ごろからの準備の大切さを痛感しました。
業務はもちろん日々のコミュニケーションにも役立つ、有意義な研修でした。
     
     
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