医療と介護のニーズに応え、地域の皆様に選ばれる身近な医療機関を目指します。

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明日の医療介護を考える_20


 テーマ:施設入所待機の現実について
2011.05.20放送分 

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小堀アナ 医療・介護・高齢者福祉の問題に先進的に取り組んでいらっしゃる、愛知県北名古屋市と岩倉市にあります医療法人ようてい会の先生や職員の方に毎回お越しいただいています。
今回は、ようてい会が運営されていますケアプラン作成事務所「シルバープランてんとうむし」のケアマネジャー、小久保美幸さんに登場していただき、「介護の現場のナマの声」をお伝えします。
     
小久保センター長 こんにちは。  
     
小堀アナ さて、今回のテーマは「施設入所待機の現実」ということですが。
まず。いま、家庭で介護されている方は、どんな状況の方が多いですか?
     
小久保センター長 お年寄りが、お年寄りを介護する「老老介護」が増えています。
また、息子さんが親御さんを介護される場合でも、息子さん自身がすでに60代の場合も多いんです。
     
小堀アナ 介護は重労働なんですよね?
     
小久保センター長 食事の介助やベッドからの移動、排泄の世話など、肉体的にも精神的にもたいへん過酷な毎日を送っていらっしゃるんです。介護が長期間になると、介護される方と、介護する方の両方をケアする仕組みが必要だと感じます。
   
小堀アナ 小久保さんはケアマネジャーとして、どんなアドバイスをされるんですか?
   
小久保センター長 家庭での介護に限界を感じたら無理をせず、介護施設の入所を検討するようアドバイスしています。
     
小堀アナ 具体的にはどんな介護施設があるんですか?
     
小久保センター長 介護保険を利用できるものとして、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などがあります。これらは入所するときに特別な費用は必要ありません。
     
小堀アナ じゃあ、金銭的に不安のある方も安心ですね。
     
小久保センター長 しかし、どの施設も満員のことが多く、数百人が待機しているところもあるんです。
   
小堀アナ 「待機」すると行っても、その間も介護は家庭で続けなければならないんですよね?
   
小久保センター長 そうなんです。ショートステイという短期間のお泊り介護やデイサービス等を利用しながら、なんとかしのいでいる、というのが現実です。
     
小堀アナ ほかに介護施設はないんですか?
     
小久保センター長 有料老人ホームがありますが、入居一時金が必要なことが多いです。数百万、数千万円必要なこともあります。
     
小堀アナ これは早急に対策をとらなければならない問題ですよね。
     
小久保センター長 私達は、医療と介護のプロとして、新しいサービス付きの高齢者向け住宅が必要だと考え、すでに計画に入っています。
     
小堀アナ それは、介護に悩む人たちにとっては、心強いですね。
小久保さん、ありがとうございました。
     
小久保センター長 ありがとうございました。 ▲Topへ
2013-02-24 10:25:00

明日の医療介護を考える_21


 テーマ:居宅での介護の限界
2011.05.27放送分 

・・・・・    
小堀アナ  医療・介護・高齢者福祉の問題に先進的に取り組んでいらっしゃる、愛知県北名古屋市と岩倉市にあります医療法人ようてい会の先生や職員の方に毎回お越しいただいています。
今回は、ようてい会の中川理事長にお話をうかがいます。
      
中川理事長 よろしくお願いします。
   
小堀アナ さて。今回のテーマは「居宅での介護の限界」ということですが、
いま家庭で介護されている方は、大変なご苦労をされているんですよね?
     
中川理事長 そうですね。大変だと行って介護をやめてしまえば、その方は人間らしい生活をすることができなくなってしまいます。
長年連れ添ってきた方や親の介護をするのは当然という考え方をされる方もおられますが、私はすべてに適用されるとは思いません。介護する方がすべてを犠牲にする必要はないと思います。
     
小堀アナ 犠牲を強いられている方が多いということですね?
   
中川理事長 以前、往診に行っていました。どの家に行っても、玄関も寝室もとてもきれいにしてありました。本当は介護で手一杯なんでしょうが、医者が来るからと言って、わざわざ掃除や整頓をされているんです。介護だけでなく、周りにまで気を使っておられるのがわかり、往診に出向くことがいいことなのか考えてしまいました。
     
小堀アナ しかし、家庭での介護には限界はありますよね?
     
中川理事長 もちろんです。世間体を気にして、施設に入れることを嫌がる方が多いのも現状です。それでさらに自分を苦しめ、肉体的にも精神的にも限界を超えてしまうことがあります。
   
小堀アナ 悲惨な介護の話を聞く事がありますよね。
ではどうすればよいのですか?
   
中川理事長 市町村の福祉課や近隣のケアマネジャーに相談することですね。
ようてい会では、どの職員に声をかけてもらっても、ケアマネジャーに連絡がいくような体制を整えています。同じような環境の方も多いので、何らかの解決方法があると思います。
     
小堀アナ 一人で考えすぎてしまい、限界に達する前に、まずは相談を、ということですね?
     
中川理事長 そうなんです。介護施設等を紹介してもらうこともひとつの考え方だと思います。
     
小堀アナ その「介護施設」というのは、申し込めばすぐ入れるのですか?
     
中川理事長 いいえ。残念ながら、介護施設は多くの待機者がいるのが現状です。
何箇所もの施設に申し込みをして、空きがでるのを待っているのが現状です。
     
小堀アナ ただでさえ、毎日の介護で大変なのに、あちこちの施設に申し込みや問合せをしなければならないのですか? 
     
中川理事長 そのためにも、元気なうちから介護や住まいに対する意識を高く持たれることが大切だと、私は思います。
     
小堀アナ 家庭での介護は限界、でも施設は満員。具体的な解決策はどこにあるのでしょうか。
次回は、行き場をなくした「介護難民」について、引き続き中川理事長にお話をうかがいます。
中川理事長、今日はありがとうございました。
     
中川理事長 ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 10:20:00

明日の医療介護を考える_22


 テーマ:介護難民について
2011.06.03放送分 

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小堀アナ  医療・介護・高齢者福祉の問題に先進的に取り組んでいらっしゃる、愛知県北名古屋市と岩倉市にあります医療法人ようてい会の中川理事長にお話をうかがいます。
      
中川理事長 こんにちは。
   
小堀アナ さて。今回のテーマは「介護難民」です。
前回、介護施設は満室のところが多く、空きが出るのを待っている人が大勢いるというお話をうかがいました。ところが、施設や病院に入っても再び「介護難民」に逆戻りしてしまうこともあるそうですね?
     
中川理事長 そうなんです。ひとつは、介護サービスがない高齢者向け施設の問題です。そしてもうひとつは、病院の在院日数の制限の問題です。
   
小堀アナ 介護サービスがない高齢者向け施設なんてあるんですか?
   
中川理事長 要介護状態になる前段階の方を対象とした健康型有料老人ホームや、医療が付随していない高齢者専用住宅では、介護が必要となったり、自立した生活ができなくなったら、退去を迫られることがあります。
     
小堀アナ 高齢者の場合、いつそのような状況になるかわからないですよね?
再び行き場をなくしてしまう、ということですね。
     
中川理事長 ようてい会が考える高齢者住宅は、介護施設や介護付き住宅との連携により、健康な方から介護が必要な方まで入居していただけるように考えています。
それでなければ、高齢者住宅としての意味がないと考えます。
   
小堀アナ では、病院の在院日数の問題とはなんですか?
   
中川理事長 日本には赤字経営を迫られている病院が多いのが現状です。
入院医療費の包括支払い制度の導入や医療保険の制約などにより、在院日数をいかに短縮するかが、病院にとっての課題になりました。
自宅に帰ることができるのに、入院を続けるという社会的入院を少なくすることは必要です。しかし、次に行く施設は決まらず、自宅での介護もできない状態で、退院を迫られることも多いのが現状です。
     
小堀アナ その制度が、また「介護難民」を生んでいるとも言えるわけですよね?
     
中川理事長 前にもお話したとおり、特養などの介護保険の施設は待機者が多く、2~3年待ちという施設もあります。また、介護付き有料老人ホームは多額の入居一時金が必要なところが多いです。
また、費用が安いからと言って、良く調べずに契約してしまい、サービスや介護の内容が安定せず、入院してからトラブルになることも多いです。
せっかく入居したのにすぐに退去する、という場合もあります。
     
小堀アナ 介護難民の問題は複雑で困難なものですね?
今日のお話を聞いて、不安になったリスナーの方も多いと思います。
     
中川理事長 今すぐどうにかしなくてはいけない問題であり、将来にわたって関わってくる問題でもあります。以前、お話しした試算シミュレーションをすると、老後に関する漠然とした不安は解消すると思います。
     
小堀アナ ようてい会が開発された、老後の生活にいくら必要かわかるシミュレーションソフトですね。くわしくは、ようてい会 0587-66-6655 にお問合せください。
次回は「介護保険制度のジレンマ」について引き続き中川理事長にお話を伺います。
中川理事長、今日はありがとうございました。
     
中川理事長 ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 10:15:00

明日の医療介護を考える_23


 テーマ:介護保険制度のジレンマ
2011.06.10放送分 

・・・・・    
小堀アナ  医療・介護・高齢者福祉の問題に先進的に取り組んでいらっしゃる、愛知県北名古屋市と岩倉市にあります医療法人ようてい会の中川理事長にお話をうかがいます。
      
中川理事長 こんにちは。
   
小堀アナ さて。今回のテーマは「介護保険制度のジレンマ」です。
以前からこのコーナーでは、介護保険施設は満室のところが多いというお話をお伝えしていますが、もし空室があっても断られることもあるそうですね?
     
中川理事長 そうなんです。入所してもらうためには、その方の介護状態や必要な医療行為、認知症の度合いなどをもとに、関係職員で入所判定委員会を開催します。
そこには、医師、看護師、施設ケアマネ、相談員等が参加して行います。
その判定によりいろいろな問題点により断られることがあるのです。
     
小堀アナ 具体的にはどんな場合ですか?
   
中川理事長 医療が必要な方も断られる場合があります。
実は、介護職員は、一般に、医療行為をできないことになっています。
痰を引く行為は介護職員でも認められるようになりましたが、胃に直接栄養を送る管が入った方や、点滴管理が必要な方は、医師や看護師による医療行為になりますので、入所をお断りしたり、入所される人数を制限している施設が多いです。
     
小堀アナ 高齢者のための施設なのに、医療が必要な方が入れないことがあるのですか?
     
中川理事長 施設に入ることによって、通常、自宅で受けられる医療を、受けられなくなることがあります。
     
小堀アナ それはとても矛盾しているように思いますが、どうしてですか?
   
中川理事長 介護保険は医療保険に優先されるという決まりがあります。施設においては、一部を除いた医療行為は介護保険サービスの中に包括され、介護度に応じた一定の利用料金をいただくことになっています。その中には、日常の介護に加えて、薬代・検査代・リハビリの費用もすべて含まれてしまいます。
つまり、人工呼吸器や酸素療法などの医療をしても、費用は施設側の持ち出しということになります。管理の面からも、介護保険施設での医療行為は難しいことが多いんです。
     
小堀アナ 赤字になってしまっては、施設は医療と介護を同時に提供することは難しいですね。
     
中川理事長 介護保険施設が医療行為をやってはいけないということではないのです。やってもプラスアルファの料金は支払わないというのが制度上の考えです。両方とも、とても大切なのですが、介護保険施設においては、医療に制約を受けているのが現状です。
ただ、酸素配管をしている施設などでは、それほど経費をかけることなく提供できますが、介護老人保健施設にはほとんどないのが現状です。
     
小堀アナ では、高度な医療が必要な人は入居サービスを利用できないことが多いのですか?
     
中川理事長 医療と介護が同時に行えないという矛盾したことが、まかり通っているのが現状です。
     
小堀アナ 一般の方にはとてもわかりづらいですね。
     
中川理事長 ソーシャルワーカーや施設の相談員やケアマネジャーに相談されることで解決されます。ただ、制度の中での解決はありえません。
ようてい会でも、居宅介護支援事業所や老人保健施設の受付で、気軽に相談に応じることができる体制を整えています。
     
小堀アナ 元気なうちに、施設や制度をきちんと理解しておくのも大切ですね。
次回は「施設入所に関する問題」について、引き続き中川理事長にお話を伺います。
中川理事長、今日はありがとうございました。
     
中川理事長 ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 10:13:00

明日の医療介護を考える_24


 テーマ:施設入所に関する問題
2011.06.17放送分 

・・・・・    
小堀アナ  医療・介護・高齢者福祉の問題に先進的に取り組んでいらっしゃる、愛知県北名古屋市と岩倉市にあります医療法人ようてい会の中川理事長にお話をうかがいます。
      
中川理事長 こんにちは。
   
小堀アナ さて。今回のテーマは「施設入所に関する問題」です。
まず、ようてい会ではどんな介護保険施設を運営しているのですか?
     
中川理事長 「るるどの泉」という介護老人保健施設を、岩倉市と北名古屋市で運営しています。
     
小堀アナ 「老健」は「特養」とは違うのですか?
   
中川理事長 「老健」は介護老人保健施設のことで、リハビリをしながら、自宅に戻るための準備をする施設です。しかし、現実には、退所する人はほとんどおられません。
「特養」は特別養護老人ホームのことで、主として、生活のお世話の介助をする施設になります。住民票を移しているかどうかの違いというのが現状です。
     
小堀アナ そうすると、介護老人保健施設では、自宅復帰のための機能訓練などが充実しているんですね?
     
中川理事長 そうですね。老健は、常勤の医師、看護師、充実したリハビリ職員、ケアマネ、相談員、介護職員などが、それぞれの職種の立場からの意見を出し合って、協力、連携しながら利用されている方にそれぞれ見合った介護の計画を立てています。
医師の管理のもとでの介護になりますし、理学療法士や作業療法士などのリハビリのスタッフが充実しています。特養と比べると看護しを配置する割合が高くなっています。
     
小堀アナ 費用はどうなっていますか?
   
中川理事長 老健は介護施設のひとつで、実際に必要な介護保険料の一割分と個別サービスの必要分を支払うものになります。多くの有料老人ホームにある一時金は必要ありません。サービスを受けた分だけの料金を支払うことになります。
     
小堀アナ 介護老人保健施設も、多くの待機者がいるのですか?
     
中川理事長 病気が完治していない方や、機能訓練が必要な方が多く、皆さん入所を急いでいます。しかし、満室で待機している人も多いのが現状です。
     
小堀アナ それは切実な問題ですね?
     
中川理事長 病院からは退院しなくてはいけない。しかし、老健や特養に入れない。
家での介護も難しい方は、有料老人ホームなどの施設に入って、特養や老健に空きが出るのを待っているのが現状です。
     
小堀アナ 前にも聞きましたが、切羽詰って施設を選ぶのも問題ありそうですね。
     
中川理事長 施設によって、一時金の有無、毎月かかる費用、サービス内容の違い、提供される介護の質などが異なります。入居を決める前に、それらの条件を慎重に確認しなくてはいけません。また、県や市の指導がしっかりしている施設(許認可施設)を選ぶことも大切なことです。
     
小堀アナ やはり、事前によく調べておくことが大切ですね。
次回は「自宅での介護と施設での介護の違い」について、介護老人保健施設「るるどn泉」岩倉の、矢花部長と川村介護次長にお話を伺います。
中川理事長、今日はありがとうございました。
     
中川理事長 ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 10:10:00

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