医療と介護のニーズに応え、地域の皆様に選ばれる身近な医療機関を目指します。

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明日の医療介護を考える_05


 テーマ:リビング・ウィルの考え方-尊厳ある生き方①
2011.02.04放送分 

・・・・・    
小堀アナ  さて昨年、厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、女性86.4歳、男性79.6歳で、いずれも4年連続で過去最高を更新しています。誰もが、いつまでも健康でいたいと願うのは当然ですが、いつの日か「終末期」が訪れるというのも当然のことなんですよね。 
     
中川理事長 健康である私達にも、平等に「終末期」はやってきます。
その終末期で安らかな死を願っていても、不本意な最期を迎えることもあります。
具体的には本人の意思に反する過剰な延命治療などがあげられます。 
     
小堀アナ 過剰な延命治療ですか…。自分の終末期がどうなるのか考えると不安ですね。 
     
中川理事長 自分の最後の行き方は、誰からも強制されるものではなく、自分の意思に基づいて自由に選択できることが望ましいと考えます。
これは、人権尊重にもつながることなのです。 
     
小堀アナ しかし、いざ自分がそうなってしまってからでは、「こうしてほしい」と意思を伝えることができませんよね? 
     
中川理事長 そのために「リビング・ウィル」というものがあります。
これは、元気なうちに「不治の病で死が迫っている場合に、延命だけのための治療や処置を断る」ということをはっきり意思表示し、医師にも伝えておくことです。
日本語では「尊厳死」とも言います。 
     
小堀アナ なるほど。「もう治る見込みがないのなら、いたずらに死の時期を遅らせるだけの治療はしないでほしい」と、あらかじめ周りの人に伝えておくことができるんですね。 
     
中川理事長 ようてい会でも「リビング・ウィル」を記入していただくことができます。
ほかにもリビング・ウィルの普及に取り組んでいる団体はあります。この「安らかに死ぬ権利」に対する考えが浅く、「宣言書」を持つ人が増えていないのが現状です。 
   
小堀アナ リビング・ウィルは有料なんですか?
   
中川理事長 有料の団体が2つありますが、ようてい会では、当人の意思表示ということで、窓口に置いてあり、どなたでも無料で書くことができます。
このことは、アメリカでは一般的になっています。 
     
小堀アナ 「安らかに死ぬ権利」ですか…。初めて聞くと、ちょっとドキッとする言葉ですが。
人生において、実は一番たいせつなことなのかもしれません。
次回も、この「リビング・ウィル」について、さらに詳しくお話いただきます。
中川先生、ありがとうございました。 
     
中川理事長 ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 11:20:00

明日の医療介護を考える_06


 テーマ:リビング・ウィルの考え方-尊厳ある生き方②
2011.02.11放送分 

・・・・・    
小堀アナ   さて、前回「尊厳死の宣言書」いわゆる「リビング・ウィル」というものをご紹介いただきましたが、リスナーの皆さんから「もっと詳しく教えてほしい」という要望がたくさん届きました。
     
中川理事長


リビング・ウィルの「リビング」とは「生きている」という意味です。「ウィル」とは「意思」とか「遺言書」という意味です。つまり「生きている間に発行された遺言書」という意味です。
具体的には、現在の医学では治る見込みがなく、死期が迫っている場合には、いたずらに死期を引き延ばすためだけの延命措置を拒否するように宣言するものです。
     
小堀アナ 具体的な内容はどういったものなのですか? 
     
中川理事長

内容的には、もう回復する見込みがなくなった場合、
「無意味な延命措置の拒否」
「苦痛を和らげる処置の実施」
「植物・脳死状態での、人工呼吸器などの生命維持装置の拒否」となっています。
   
小堀アナ これを文書化しておくことが重要なのですか?
   
中川理事長



現在では、尊厳死に関わる法律がありません。しかし文書があることによって、自己の意思として認められ、体中にチューブを通し、ただ機械的に生かされているだけという延命治療の中止や拒否をすることができます。アメリカなどでは一般的になっています。
医師には患者さんの生死を判断する権限はありません。それゆえに方法が尽きるまで治療することになります。
     
小堀アナ 元気なうちに「リビング・ウィル」を書いておく必要がありますね。ただ、今はそう思っても一生涯、同じ考えでいられるとは限りませんよね?
     
中川理事長

もちろんです。人の気持ちは変わります。リビング・ウィルには有効期限はありませんが、本人の意思確認ができるようにしておく必要があります。
具体的には、「定期的にリビング・ウィルを書き換える」とか「毎年、意志継続の署名捺印を追記していく」などの方法が考えられます。
     
小堀アナ ようてい会でも、この「リビング・ウィル」の記入ができるんですよね。
     
中川理事長 はい。希望の方には無料で書いてもらっています。
     
小堀アナ
私たちには「健やかに生きる権利」があるように「安らかに死ぬ権利」もある。これからの高齢化社会で、ますます重要になってくる権利かもしれません。
中川先生、ありがとうございました。
     
中川理事長  ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 11:18:00

明日の医療介護を考える_07


 テーマ:健康なセカンドライフのための住まい
2011.02.18放送分 

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小堀アナ さて今回のテーマは「セカンドライフ」ということですが、この「セカンドライフ」すなわち「第二の人生」を健康に過ごすには、何に気をつければよいのでしょうか?
   
中川理事長 いろいろとありますが、その中でも「住まい」が重要です。
   
小堀アナ お医者さんが「住まい」のことまで心配されるのですか?
   
中川理事長 はい、そうなんです。「医療と住まい」を同居させることによって、健康的なセカンドライフを提供する-それが医師の務めのひとつだと私は考えます。
     
小堀アナ お医者さんが住まいのことまで心配してくれると、心強いですね。
     
中川理事長


健康に配慮された生活を送ることにより、充実したセカンドライフを送ることができます。医師が身近で守ってくれて適切なアドバイスをしてくれれば、元気な時でも体が衰えた時でも、健康の管理ができます。それによって気持ちに余裕ができ、自分らしい快適な生活をすることができます。そのことが充実したセカンドライフにつながります。
     
小堀アナ よく「終の棲家(ついのすみか)」という言葉を聞きますが、どのような住まいなんですか?
     
中川理事長 介護が必要になると退去を迫られる住宅や介護を受けるだけの施設は、終の棲家と言うことはできません。
     
小堀アナ 元気なうちから住むことができて、最期の時まで面倒をみてくれる住宅があれば、「終の棲家」になるのですね。
     
中川理事長 そうですね。
ようてい会では、そのための住宅をつくることを決定しています。
     
小堀アナ 「住まい」についても元気なうちに考えておくべきなんですね?
     
中川理事長 ご夫婦や家族でよく話し合っておくことも重要です。 
     
小堀アナ
  第二の人生をどこで過ごすか、選択肢は色々ですが、それによって健康的に過ごせるかどうかも変わってくるんですね。
中川先生、ありがとうございました。
     
中川理事長  ありがとうございました。  ▲Topへ
2013-02-24 11:17:00

明日の医療介護を考える_08


 テーマ:高齢者の健康診断
2011.02.25放送分 

・・・・・    
小堀アナ さて今回のテーマは「高齢者の健康診断」ということですが、最近は元気なお年寄りが増えて、「わしゃ元気だから、そんなもん行かんでいい」という方もいらっしゃいます。
やはり健康診断は受けるべきなんですよね?
     
中川理事長 実は元気な方こそ必要です。病気は自覚症状が出てきた時には、かなり進行していることが多いんです。
     
小堀アナ 前日まで元気だった人が突然倒れて、急に介護が必要になった、という話をよく聞きますね。 
     
中川理事長 特に高齢者の方は、長い人生をかけて、からだに蓄積された病気の原因をかかえているものです。元気な方ほど健診を受ける必要があります。
もちろん、異常がないということを確認することも健康診断を受ける意義です。
     
小堀アナ 「高齢者のための健康診断」というのがあるのですか?
   
中川理事長 医療機関独自の健診がありますし、他に市町村の実施する健康診断やがん検診もありますし、内臓脂肪に着目した特定健診などを受けることもできます。
     
小堀アナ いろいろな健診があるんですね。なにを受けていいのか迷ってしまいますね。
     
中川理事長 そうですね。そのため、普段からの「かかりつけ医」での健診をお勧めします。
「かかりつけ医」は、カゼなどの時だけでなく、病気の予防や健康管理のアドバイスもしてくれます。たいへん心強い存在です。
また、医師と患者さんが普段から良い人間関係を築いておくことによって、適切な治療を行うことができます。
     
小堀アナ 体調が悪くなって、初対面のお医者さんに診てもらうのは、緊張してしまい、聞きたいことを十分に聞けないなんてこと、ありますね。
かかりつけ医で健診をするといいことはあるんですか?
     
中川理事長 肺の検査においては、胸部レントゲンよりもCTという輪切りの検査をしたほうが微妙な病変を見つけることができます。胃については、バリウムを飲むよりもカメラで検査をしたほうが、発見率も高く、そのまま治療をすることもできます。特に高齢者の場合、患者さんに応じた健診を選択することができるので、「かかりつけ医」で健診をすることが大切です。
     
小堀アナ 「健康診断」と「かかりつけのお医者さん」。
高齢者には、この二つがあってこそ、充実した生活が送れるんですね。
次回からは、ようてい会のクリニックの院長をお招きして、具体的な病気についてお話をうかがいます。
中川先生、ありがとうございました。
     
中川理事長 ありがとうございました。 ▲Topへ
2013-02-24 11:15:00

明日の医療介護を考える_09


 テーマ:高齢者のメタボリック症候群
2011.03.04放送分 

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小堀アナ お話をうかがうのは、医療・介護・高齢者福祉の問題に先進的に取り組んでいらっしゃる、愛知県北名古屋市と岩倉市にあります医療法人ようてい会の「ようていファミリークリニック」院長の河田先生です。  
   
河田院長 こんにちは。
     
小堀アナ さて、今回から数回は、実際の病気についての話となります。
今回のテーマは「高齢者のメタボリックシンドローム」ということですが、「メタボ」「メタボ」ってよく言いますけど、どういったものなのですか? 
     
河田院長 内臓脂肪が蓄積された肥満に加えて、脂質異常、高血圧、高血糖などの動脈硬化の危険因子を併せ持った状態のことです。
     
小堀アナ 太鼓腹のお父さんのお腹を「メタボ腹」なんて言いますが、お腹がポッコリしている人は、内臓脂肪がついてるっていうことですか?
     
河田院長

いいえ。たとえば相撲の力士は皮下脂肪が多いですが、内臓脂肪は少ない人が多いです。逆に、小堀さんのようにやせていても内臓脂肪がついている人はいます。
高齢者の方でもメタボリックシンドロームの方はたくさんいらっしゃいます。
見た目だけで判断してはいけません。
   
小堀アナ そもそもメタボになる原因は何なんですか?
   
河田院長 原因は「生活習慣の乱れ」です。「運動をしない」「脂っこい食べ物が好き」
「お酒をいっぱい飲む」「タバコをよく吸う」などですね。
     
小堀アナ リスナーの皆さんの中で耳が痛い方も多いと思いますが。メタボって怖いんですよね?
     
河田院長 内臓脂肪が増えると脂質異常症、高血圧、糖尿病などを発症しやすくなります。それらが重複することによって、さらに病状が悪くなります。具体的には、動脈硬化といって、動脈が硬くなり、心臓病や脳卒中などを引き起こす危険性が高まります。
     
小堀アナ ふだんの生活習慣が原因で、そんなことになってしまうんですね…。
メタボにならないようにするには、どうしたらよいですか?
     
河田院長 日頃からウォーキングなどの有酸素運動をしたり、規則正しい食事をしたりすることです。生活習慣がとても大切です。 
     
小堀アナ ウォーキング程度だったら、高齢者の方でも気軽に始められそうですね。
さきほど、やせていても内臓脂肪がある人がいるとのお話でしたが、自分が「メタボ」なのかどうかわかる方法はありますか?
     
河田院長 メタボに特化した特定健診というものがあります。主婦の方や定年を迎えた高齢者の方も市町村や健康保険組合などの補助で受けることができます。
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小堀アナ ようてい会でも受けられますか?
   
河田院長 もちろん、受診できます。加えて、ようてい会のクリニックでは、へその部分のCTを撮って、そこから内臓脂肪の検査ができます。実際に計測された写真を見ると、驚かれる患者さんも多いです。
     
小堀アナ 毎日の生活習慣が、自ら体を悪くしてしまう…。
見直さなければならないなと感じた方も多いと思います。
河田先生、ありがとうございました。
     
河田院長 ありがとうございました。 ▲Topへ
2013-02-24 11:12:00

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